静岡県沼津市の千本浜海岸で生後間もない女児の遺体が焼かれて見つかった事件で、住所不定で無職の高見直輝容疑者（20）と浅沼かんな容疑者（24）が死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕されました。
文春オンラインで高見直輝容疑者が顔画像とともに問題行動の多い「売れないホスト」だったことが報じられました。二人の依存し合う関係も明らかになっています。
高見直輝、浅沼かんな両容疑者再逮捕【追記】
女児の死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕されていた高見直輝と浅沼かんな容疑者ですが、警察がDNA鑑定を行った結果、二人が父親と母親であることがわかり、殺人の疑いで再逮捕されました。
また、殺害されて焼かれた赤ちゃんの女の子は５月２５日～２７日に沼津市内で生まれたあと、短時間のうちに殺害されたとみていて、詳しい経緯や方法を調べているといいます。
焼かれた状態で赤ちゃんが発見されたのが５月２７日で、前の容疑での逮捕が６月２日でした。
また、２人は数か月沼津駅前のインターネットカフェに滞在し、ここで赤ちゃんを産んだとみられるということです。
高見直輝容疑者の顔画像
2021年頃大阪市内のホストクラブで「彩斗」という源氏名で働いていたということです。文春オンラインにより顔写真が出てきました。
逮捕時が20歳だったことからすると、この頃はまだ10代です。まだホストとしては不慣れな感じが伝わるあどけなさが残る顔です。韓流ドラマに出てきそうな若い男性です。兵庫県生まれとのこと。
高見直輝容疑者のインスタグラム画像
インスタグラム（Instagram）で「takami naoki」で出てきたのが以下の画像ですが、本人を特定するほどの情報はありません。「高見直輝」では１件もヒットしませんでした。
高見容疑者ツイッター画像は
ツイッター（Twitter）で和名で探すと以下がヒットしますが、こちらも特定するほどの情報はありませんでした。
高見直輝容疑者と浅沼かんな容疑者の共存関係
2021年の年末には大阪市内のホストクラブで源氏名《彩斗》として働いていたといいます。
浅沼かんな容疑者との共謀
”売れないホスト”として有名だった高見容疑者の数少ない客の一人が一緒に逮捕された浅沼かんな容疑者です。同業者で二人を知るホストのAさんは以下のように証言。
彩斗は根暗でヤンチャもできない“売れないホスト”でした。他のホストの客を奪う“裏引き”をしてましたし、客とプライベートで遊んでお金をもらう“店外”を頻繁に行なっていました。彩斗の客はお金がなくツケ払いもできない女の子ばかり。結局、ホスト自身が会計を支払ってあげる“自払営業”までしてましたね。もちろんどれもタブー行為です。これじゃまともなお客さんはつかないんですけど、彩斗の数少ない客の1人がかんなさんです。
文春オンライン記事より
高見容疑者の客に嫉妬した浅沼容疑者はその客の悪い噂を流し、誤解した高見容疑者とともに二人で暴行し、独占に成功したことからお互いの依存度が高まっていったようです。
二人は喧嘩をし別れ話も頻繁に出ていたようですが、お互いの居場所を把握する位置情報アプリを共有するなど、周りには異様に映るカップルだったといいます。
二人で繰り返す借金
客を失ったホストの高見なおき容疑者とホストクラブのツケが膨らんだ”ヤバすぎる女”として有名だった浅沼かんな容疑者。2022年8月に大阪から消息をたったとのこと。その後いくつかの目撃情報はあります。
周辺から聞かれる二人の金銭にまつわる噂や脅迫まがいの振る舞いが以下です。
浅沼容疑者⇒「金遣いが荒すぎてカード会社などからブラックリストに登録されていた」「地元・沼津で元夫や浮気相手に対し「介護の資格を取るから」とカネの無心をしていた」「友人にカネをせびることもしばしばで、しぶる人間に対しては「私にはバックがいるから」などと凄んだという。」
高見容疑者⇒「二人揃ってゆするケースもあり、電話口の高見容疑者は「金払わんとどうなるかわかるか」と吼えたそうだ。だが、両容疑者のカネの無心が成功するケースはほとんどなかった。」
共通の友人の証言によると、２人の借金の”被害者の会”グループLINEができ、周辺には数千円から十数万単位の金を貸したまま2人に“飛ばれた”人が数多くいるというのです。
高見、浅沼容疑者二人の子どもの可能性
浅沼容疑者は昨年の９月、友人に妊娠したことを明かし、11月にはSNSの裏アカで次の投稿をしています。そして、12月にはエコー写真まで送り、2月には胎動の動画までも。出産を心待ちにしていたともとれます。
そんな中、当時行動をともにしていた二人の仲は、前述のように不安定な関係だったようです。
その後今年に入って、友人に以下のように伝えています。
「5月15日にかんなから『赤ちゃんダメだった』とLINEで連絡がありました。話を聞くと、おなかの張りが耐えられなくなり救急で病院に行ったけど、産声がないまま生まれて死産だったとのことです」
文春オンライン記事より
ショックを受けている様子ですが、実際には産まれていたということになります。
浅沼容疑には実家に預けている5、６歳の娘がいるといいます。
逮捕までの経緯
事件内容とあさぬまかんな容疑者と高見直輝容疑者が逮捕されるまでが以下です。
女児発見場所
女児の焼かれた遺体が見つかったのは静岡県沼津市の千本浜海岸です。夏場には海水浴場として賑わい、また人気の釣りスポットとしても有名で休日は未明から多くの釣り人が集まる場所です。
5月27日午前中、釣り人から「子どもが焼かれている」という通報がありました。
生後間もない女の子の遺体を焼き、その場に放置した疑い。捜査関係者によりますと、遺体の一部は炭化していて、顔や体を焼くなど数時間にわたって燃えていたとみられています。
身長はおよそ50センチで、死因は特定できていませんが、 死産ではなく生きて生まれたことが分かっています
朝４時ごろの焚火
容疑者逮捕のきっかけは、現場での目撃情報。 この海岸で朝４時頃焚き火をする男女の姿が目撃されていたのです。この目撃情報を基に防犯カメラの解析などを進めた結果、2人が犯行に関与したと判断。
6月2日沼津市内の宿泊施設にいた2人が発見されました。
２人別々に現場検証
2人をそれぞれ現場に連れていき話を聞いたところ、供述内容が事件当時の状況と一致したことなどから逮捕に至ったということです。
浅沼容疑者の最後のLINE
遺体を焼却し遺棄した翌日の未明に友人に送ったメッセージが以下です。捕まったのはこの５日後。
ふくらんだ借金と産まれたばかりの赤ちゃんを抱え、選んだ選択がコレだったのです。
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