6月22日神戸市西区の集合住宅で母親を監禁したうえ、けがをさせたとして、穂坂沙喜(ほさかさき・34)と大地(だいち・32)、朝美(ともみ30)、朝華(あさか30)の娘ら兄弟4人が逮捕された事件。
そのうち沙喜容疑者の6歳の息子修(なお)ちゃんが集合住宅の近くの草むらからスーツケースに入った遺体で見つかりました。
穂坂沙喜容疑者ら家族の過去情報が徐々に出てきました。人物像などを探ってみました。
穂坂沙喜(ほさかさき)容疑者の顔画像
穂坂由美子さん(57歳)を監禁し傷を負わせた容疑で逮捕されたの穂坂沙喜(ほさかさき・34)と穂坂大地(だいち・32)、穂坂朝美(ともみ30)、穂坂朝華(あさか30)の娘ら兄弟4人。さらには沙喜容疑者の子ども穂坂修(ほさかなお)ちゃんが遺体で発見され、遺体遺棄の容疑も加わっています。
穂坂沙喜容疑者の中学生時代の顔画像が公になりました。まだあどけなさが残るかわいらしい女性です。口数の少ないおとなしい女性だったようです。
今現在わかっている穂坂さき容疑者の情報は以下になります。家族のうち複数人が知的障がい者向けの療育手帳をもっていたといいます。
穂坂修(ほさかなお)ちゃんの父親の情報は出てきません。シングルマザーとして育てていたのでしょう。
- 名前:穂坂沙喜
- 読み:ほさかさき
- 年齢:34歳
- 住所:神戸市西区玉津町
- 兄弟:5人
- 子ども:穂坂修(なお) 今回遺体で見つかっています。
- 職業:無職 ※生活保護か?
- 容疑:監禁および傷害、死体遺棄の疑い
沙喜容疑者は特別支援学校の高等部卒業後、障害者雇用枠で神戸が本社のアパレルブランドに勤めていたといいます。その後、職を転々とする中、一時はキャバクラで働いていたこともあるようです。
母親の由美子さんが自己破産をしたことから障害を抱えながらも外に働きに出たといわれています。
妊娠を機に今の住居に合流したとみられ、2017年6月に修(なお)くんを出産。戸籍上の父親は確認できていません。出産してからは無職です。
穂坂沙喜(ほさかさき)容疑者のFacebookは
穂坂沙喜容疑者の人物像を探るためフェイスブック(Facebook)で検索してみました。「穂坂沙喜」「HosakaSaki」「ほさかさき」で以下の4件がヒットしましたが、フェイスブックへの投稿や基本情報など記載がなく、本人特定にいたりませんでした。
本人像へつながる情報も得ることができませんでした。
沙喜容疑者ら兄弟は被害者だったのか?
報道されている今の住まい、神戸市西区玉津町の集合住宅には2011年に移ってきたようですが、ここに来る前は穂坂さき一家は市営住宅に住んでいたといいます。その頃の話として、この家族の奇妙とも思える様々な証言がでてきました。
育児放棄されていた兄弟
神戸市垂水区にある市営住宅でこの一家は有名だったと言われています。近所の人達からの証言を紹介します。
「家のことは長男も含めた5人のきょうだいに任せきりで、長女の沙喜が仕切っていました。小学生だった子供たちがごみ袋を抱えてごみ捨て場に運んでいたのを覚えています。袋が重いと引きずってしまって、階段や廊下に生ごみを撒き散らかしたこともあった。さすがに迷惑だからと近所からクレームが入ったけど、その時に謝りに出て来たのも子供たちでした」
「文春オンライン」
「お母さん(由美子さん)は仕事をしてなかったんじゃないの? いつも家の中にいるみたいで、外で姿を見たことがありませんでした。週に1度ほど男性が出入りしていたようですが、結婚はせずシングルマザーだったようです」
「文春オンライン」
沙喜容疑者の小、中学校時代の同級生が話したこと。
「小学生時代の沙喜ちゃんは、基本的に静かで自分から誰かに話しかけたりしない、コミュニケーションが苦手な子でした。誰にも害はないかわりに、親しい友達もいませんでした。大人になった今考えると沙喜ちゃんはネグレクトを受けていたと思います」
私服で通う小学校で、沙喜容疑者は1~2週間同じ服装のままのことがザラだったという。
「同じ服のままもそうですし、お風呂にも満足に入れてもらえてなかったみたいで、男子たちから『クサい』とイジられることもありました。給食ではたくさんおかわりするだけじゃなく、余ったパンを持ち帰ったり机の中に入れておいたりしていました。当時は大食いだなあくらいにしか思ってなかったけど、冷静に考えると家での食事がおろそかだったのかもしれません」
「集英社オンライン」
虐待を受けていた兄弟
今回の事件が報じられて、Twitterで200万人以上のフォロワーのいるインフルエンサー滝沢ガレソ氏へ寄せられた情報に信憑性があります。穂坂大地容疑者の同級生からです。
抜粋で伝えます。
穂坂大地と小学校1年~彼が引っ越す中学1年まで、同じ学校、同じ学年で生活していました。
穂坂家は学区内ではかなり有名な家族で、子供を鉄パイプで殴り家の外に放り出したり食べ物を与えず新聞紙を食べたりしていました。
かなり有名だったので親に「本多聞3丁目の市住に近づくな」と言われた程でした。下の双子の妹は母親からもかわいがられていたイメージがありました。サキちゃんと大地の間にタカシという兄がいたのですがニュースに名前が無いので無関係なのかもしれません。
タカシと大地は真っ当に育ててもらえていたら健常者で普通学級に入れられる子だったと思うのですが、親がなかよし学級に入れたがっている、というような噂がありました。
今思えば何か障害者の支援金とかを貰うためなのかもしれないです。大地は滑舌は悪かったけれどとても素直で私の話でよく笑ってくれました。しかしかなり乱暴な面もあり、いじめられっ子の女の子に階段で足をかけ転ばせたことがありました、6年生ぐらいの時です。
その子は給食を時間内に食べきれず空の牛乳瓶を持っていたので落ちた時に瓶が割れて手の血管や神経をかなり切ってしまい、踊り場が血の海になったことで小学校内は大騒ぎでした。
また、穂坂沙喜容疑者と同じ小学校に通っていた女性は、沙喜容疑者から「家庭内で暴力を受けている」と相談を受けたことがあるといいます。
火傷や殴られた青あざがひどく、家でたばこを皮膚に押し付けられる“根性焼き”をされたり、殴る蹴るの暴行、鉄パイプで殴られることがしょっちゅうあると悲しそうに話したといいます。
市営住宅の元住人の女性の証言では、長男への普通では考えられない痛々しい虐待の様子が語られています。
一番上の男の子が可哀相だったのはよく覚えています。真冬の夜、市営住宅の階段に半袖半ズボン姿で座って凍えていたことは1度や2度じゃありません。
あんまり可哀相だからウチに入れてあげたこともありましたけど、ちょうどその時、長男は手をケガしていたんです。パンパンに腫れあがって手を開こうにもグーの形のままでした。大人から殴られて自分の歯が自分の歯茎に刺さってしまったり、鉄パイプで殴られて頭を切って縫ったこともありました。おまけにその抜糸を家の中で勝手にやっちゃって、傷口が膿むなんて悲惨なこともありました。
「文春オンライン」
ほとんど外に出ない祖母の由美子さんに代わり、沙喜容疑者がが家事を行い、さらに母親は鉄パイプで子ども達を叩くなどの暴力をふるうという壮絶な家庭環境の中にいたということになります。
祖母(母親)からの「育児放棄」と「虐待」の事実。この兄弟たちもある時期被害者だったということでしょうか。
逮捕されたうちの1人が、祖母・由美子さんへの暴行の指示は穂坂大地容疑者からだったと供述したと報じられました。過去の恨みや憎悪がここで吹出した形の暴行だったのでしょうか。
結束が固い?兄弟
母親に頼れない家庭の中で兄弟の仲は良かったようです。市営住宅に住んでいた男性の証言。
「5人はいつも揃って登下校してましたね。門限に遅れて親に怒られるのが怖いのか、帰りが他の子供に比べてえらく早かった。市営住宅の前で鬼ごっこやかくれんぼをして遊んでいる時は子供らしい笑顔を見せていましたが、自分の家が“騒音トラブル”で迷惑をかけているのは自覚していたようで、沙喜はご近所さんが通りかかると子供ながら気まずそうにしていました」
「文春オンライン」
兄弟5人がほかの友達と遊んでいる姿を見かけた人もいなかったようです。
現在の住まいの近くでは、長女の沙喜容疑者と大地容疑者が手を繋いで外出していたという話もあります。近親相姦ではないか・・とまことしやかにつぶやかれ始めています。
穂坂沙喜容疑者ら逮捕までの経緯と事件の概要
今回の事件の概要と逮捕までの経過は次のとおりです。
57歳の祖母(母親)・穂坂由美子さんを自宅で監禁・暴行し、ケガをさせたとして、無職・穂坂大地容疑者(32)、沙喜容疑者(34)、双子の朝美容疑者(30)、朝華容疑者(30)が監禁と傷害の容疑で逮捕されました。
また、近くの草むらからは6歳の孫の修ちゃんがスーツケースにいれられた遺体の状態で見つかったことから、死体遺棄容疑も加わっています。
事件発覚の発端は祖母の保護から
6月20日午後11時半頃穂坂由美子さんが自宅からおよそ10キロ離れた神戸市垂水区で保護されました。その時の由美子さんの様子は車椅子に乗った状態で、左目は腫れ、背中には打撲のあとがあったといいます。
その後、警察は事件の可能性があるとみて捜査を開始し、2日後の22日神戸市のJR三ノ宮駅近くで兄弟4人を発見し逮捕に至ったということです。
4人は今年3月頃から今月の6月20日頃までの間、同居する祖母を自宅に監禁し、鉄パイプのようなもので殴り怪我をさせた疑いがもたれています。
この期間にアパートの1階の押し入れに外から鍵をかけ、およそ3か月間、数十回監禁。食事やトイレは許されていたといいます。4人が外出した隙を狙って脱出し、保護されたという形です。
遺体で発見された穂坂修(ほさかなお)ちゃん
沙喜容疑者の子ども修(なお)ちゃんの遺体は草むらの中からスーツケースに入れられ発見。一部は腐敗した状態で死後およそ3日経っていたとみられています。
死因は、強い衝撃を受けたことによる外傷性ショックの疑いがあり、背中を中心に多数の打撲のあとがあったと報じられました。
防犯カメラに捉えられた4人組
公表されたのが、防犯カメラの映像です。容疑者たちの自宅付近を歩く4人組が捉えられていました。最後尾の人物がスーツケースを引いていることがわかります。
また、近所の方が6月19日(月曜日)の夕方4時半くらいに異様な4人組を目撃していました。サングラスをかけフードを被って顔を隠して、スーツケースをひく姿です。気温の高い明るい時間帯ということもあり目立っていたようです。普通に考えれば夜中などを選びそうですが・・・。
逮捕されたうちの1人から「スーツケースで運びました」との証言が出てきました。
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