7月2日札幌市中央区の「ホテルレッツ」の客室内で頭部を切断された男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件。遺体の身元が北海道恵庭市和光町3の会社員・浦仁志さん(62)とわかりました。
浦仁志さんについてインスタグラム(Instagram)を中心に調べてみました。
浦仁志さんのインスタグラム(Instagram)・顔画像は「本人特定できず」
インスタ(Instagram)で「浦仁志」「うらひとし」「UraHitoshi」「HitoshiUra」「hitoshiura」「urahitoshi」「浦ひとし」「うら仁志」「裏ひとし」の名で検索しました。アルファベット名でインスタグラム3件ヒットしたのが以下です。
どのインスタも投稿、フォロワー者、フォロー者が全て非公開だったため、浦仁志さんのものであるなど特定できる情報を確認することはできませんでした。浦ひとしさんがそもそもインスタグラムをしているかどうかも不明です。
そういうことからInstagramで顔画像なども確認できませんでしたし、また公開されていません。
浦仁志さんは、吉野石膏勤務で町内会の役員も務めた人
当初頭部がないことから本人確定まで時間を要すると思われていましたが、浦仁志さんの妻が千歳警察署を訪れ、浦さんの行方不明届を出していたことから、指紋や右下腹部に虫垂を切除した手術痕で身元が確認されました。
しばらく経ってから顔画像が流出しました。年齢よりはやや若いようにみえますが、普通の男性です。
今現在わかっている浦仁志さんの情報は以下です。
- 名前:浦仁志
- 読み:うらひとし
- 年齢:62歳
- 住所:北海道恵庭市和光町3
- 職業:会社員 勤務先:北海道吉野石膏
- その他:地元町内会の役員務めたことがある。
- 趣味:女装。変わった性的趣向があり、札すすきのの特殊な趣味を持つ人が集まる老舗会員制バーや、北海道伊達市の北湯沢にあるKという混浴温泉の常連。性に奔放なところがあり、数々のトラブルを起こしてお店を出禁になっている。(新たに判明)
真面目な性格で周囲に慕われる存在だったということです。(北海道新聞)
また、浦仁志さんと10年以上同じ職場で働いたという元同僚の方は「人に恨まれるような人ではない、物静かな人だったから、なぜ事件に巻き込まれたのかわからない」と話したといいます。
なぜこのような形で殺害されなければならなかったのでしょうか。
浦仁志さんの事件の概要
今回の事件の概要です。
7月2日午後3時15分ごろ、札幌市中央区南8西5のホテル「レッツすすきの」の従業員から119番があり、札幌中央署員が現場に駆けつけたところ、2階の202の客室で倒れている男性がおり、その場で死亡が確認されました。
「レッツすすきの」はJR札幌駅から南に約2キロ。北海道の歓楽街ススキノのラブホテルです。
遺体はホテル浴室内で発見され、身体には致命傷とみられる刺し傷があり、亡くなったあとに刃物のようなもので首を切断されたとみられています。浦さんは裸の状態で、所持品はなく頭部とともに持ち去られた可能性があるということ。死因は出血性ショックと断定されました。
また、身体には身を守ろうとした際にできる防御創がなく、客室にも争った跡はなかったといいます。
その後の捜査関係者への取材で、首のあたりの刺し傷が致命傷だったことが新たにわかりました。背後から刃物で首のあたりを複数回突き刺され、このうち肺の近くまで達する傷が致命傷となりました。遺体の状況などから襲われた際、浦さんは両手を体の後ろ側で拘束されていたとみられています。
恐ろしい凶行です。
浦仁志さんと一緒に入室した人物は「女性と思われるが・・」
捜査関係者によると、遺体が見つかった前日7月1日の午後10時頃、浦仁志さんは誰かと待ち合わせをし、202号室に入室したとのことです。この一緒にいた人物がスーツケースを持っていました。
この日浦さんは、恵庭市の自宅から札幌市内まで車で移動していたことがわかりました。そしてホテル近くの有料駐車場から車両が発見されています。
その3時間半後の2日午前2時頃、フロントに1本の電話が入り、女性と思われる声で「1人で先に出る」という趣旨の話をしたといいます。
その直後に1人で出てきた人物の姿。
大きくて黒いスーツケースを持ち、入室の時にはなかったリュックを背負って出てきたといいます。小柄でつばの大きな帽子を深くかぶり女性とみられる服装をしており、入室の時と服装を変えていたことがわかっています。リュックの上から上着を着用していたという新しい情報も聞かれています。
この大きなスーツケースに頭部が入っていたのでしょうか。頭部を持ち去った理由として、本人特定を遅らせるためと言われていますが、被害者を最も象徴する頭部・顔がないということで相当強い恨みによるものでは、という見方もされています。
殺人事件として捜査が進む中で、犯人は男性なのか女性なのか、1人なのか複数なのか、なぜ頭部を持ち去ったのか、謎だらけの事件として、捜査を混乱させるものでした。
事件から約3週間後、犯人は札幌市厚別区の田村瑠奈(29)と医師で父親の田村修(59)その妻で母親の浩子(60)が死体損壊、死体領得、死体遺棄などの疑いで逮捕されました。頭部を持ち去った理由はまだわかっていませんが、田村一家の2階の風呂から一部腐敗が進んだ状態で発見されました。
ようやく犯人が検挙され、少しずつ解明が進んでいます。
コメント